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ツタウルシと写真の妙味

つい先日、北関東へロケに出かけた際、鮮やかに紅葉したツタウルシに出会った。
ツタウルシは周囲の木々に先駆けて色づく植物だ。まだ緑の多い森の中で、鮮烈な赤色の葉はよく目立つ。木々の幹を這い、樹冠近くまで登っていくため、紅葉の時期は遠くからでも容易に見つけることができる。

今回のロケでは数日間同じ場所に滞在していたので、このツタウルシを何度か撮影してみた。

同じ被写体でもアプローチを変えて撮るのはとても面白い。少し離れて周囲の森と一緒に写してみたり、ぐっと近づいて葉の色や形に注目してみたり。あるいは光の差し込む方向や時間帯を変えるだけでも、写真の雰囲気は大きく変化する。

それぞれの写真を見比べると、同じ場所で同じ植物を撮ったとは思えないくらい異なる印象を受けるのではないだろうか。
一つの被写体からでも、実に多様な表情を引き出すことができるのが写真の醍醐味である。

と、ほんのちょっとしたことだが、なんだか楽しかったのでわざわざ記事として残しておいた次第だ。